自営・一人社長が狙うべき市場と事業内容の組み立て方

一人で事業を始める場合、選ぶべき市場、避けるべき市場と事業内容にある程度の共通点があります。代表的な例をご紹介します。

これは一人社長歴5年の私が自分自身で事業を行う際に考えている事です。

最初に断っておきますが、この記事の内容がすべての方に当てはまるとは思えませんので、ご了承ください。 私は自営業です。従業員はいません。自分で足りない分は外注しています。そのくらいの事業規模です。

大手と競合しないこと

絶対条件です。大手企業と同じ仕事をしても勝てません。大企業の資金力と信用には片手で逆立ちしても勝てないのです。

近いサービス、商品を提供するにしても、競合となる企業とは違う内容で勝負しましょう。

絶対に安売りしない

絶対に安売りはダメです。価格競争をすると勝てません。

例えばあなたが小さなハンバーガーショップをやる場合、マクドナルドの価格帯に合わせてベーシックなハンバーガーを100円で売ったら大赤字です。賃料、あなたの人件費、食材など諸経費を考えると儲けが出ないのです。マックさんは世界規模のスケールメリットを生かして徹底的なシステム化や諸々の高単価帯商品で利益を出しています。こんなこと、個人企業には到底真似出来ません。

個人規模では、安直ですが高級肉を使って3000円で出したり、最近の話題ではキッチンカーなど、マックと競合しない方法がたくさんあります。でも、適切な値段設定は大切です。高く売りたいなら相応の体験をもたらさないとすぐにお客さんは離れてしまいます。

初期投資は抑える

あなたの手元に100万円あるとします。その状態で初期投資に100万円使うのはおすすめできません。手元資金の1割を目安にすると安全です。事業って大抵3個やって1個当たればラッキーな位です。初期投資1万円で始められる事業はたくさんあります。もちろん、前々からやりたいことが決まっていて、そのために資金計画を作っている場合はこの限りではありません。日本政策金融公庫、いいですよ。

スモールスタートする

立派な設備、多くの人員、一流の広い立地、立派なサイト

あなたがすでにビジネスで成功しているのなら、この記事は参考にならないでしょう。これから独立、脱サラし、事業を始めようとしているなら、事業は小規模から始めるべきです。ひっくり返っても立て直せる規模にするという意味です。風呂敷を広げすぎると、管理が行き渡らなくなって資金繰りが厳しく、精神的な余裕がなくなり破綻します。

始める前にググる

思いついた事業、意外と競合が多かったりします。まずはググりましょう。競合が全然居ない場合、チャンスです。

得意なことを事業にする

”儲かるから”と興味のないことを始めても続けられません。せめて、少しは興味が持てること、理想は、「大好きなこと」「誰にも負けない特技」を仕事にするといいです。

2つの要素を繋げる

2つをかけ合わせると真似しにくい事業が出来上がります。

例えば単純にホームページ制作の場合、

「綺麗なサイトを作れる」人は結構居ます。競合が多いです。

そして

「マーケティングが得意」な人も結構居ます。競合が多いです。

でも、綺麗なサイトを作れてマーケティングも得意な人は多くはありません。競合が少ないです。

このように2つの物事を繋げると、それだけで新しい事業が出来上がります。

まとめ

競合の少ない事業を小さく始めるのがおすすめです。

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